ずーーーっと刷り込まれて、数少ない選択肢しかなかったような気がする。
どうして、理学療法士は学校を卒業後に、
理学療法士として働くということの選択肢しかないのか?
その世界にうまく溶け込むことが出来なかった人間は、
できないやつと揶揄されて、
周りと比較を受け、
存在自体を否定されることがある。
いじりといういじめのように捉えられていることも知らずに。
上司と上手にコミュニケーションが取れる人間が愛されて、
その組織にうまく溶け込むことのできない人は、疎外感を味わう。
自分がどうして病院を辞める決断をしたのか、というと、
病院という宗教のなかで、
上手に立ち回ることが出来なかったから。
容量よく、上司との話も、仕事も、うまくできなかったから。
常に周りを気にしてしまって、劣等感に苛まれて
たくさんミスをして、潜在意識がマイナスに傾いていて、
自分の考えていること、思っていることを説明するのが、できなかったから。
他者と比較してしまったから。
一人で、部屋で、泣いた日も多かった。
自己否定することのほうが多かった。
生きている意味が見いだせなかった。必要とされている感覚がなかった。
理学療法士とかでは無く、働く人間の本質はクライエントをよくすることであるはず、笑顔にすることであるはずなのに、
気が付いたら、患者対自分ではなく、
働いている同僚対自分に変わっていた。
周りに馬鹿にされないように、
~~さんの機嫌を取れるように、嫌われないように、
そんなことばかり考えていることが多かった。
今考えると、まだまだ未熟だったと思うけど、
今、働いてる環境は間違いなく、利用者をよくすることで、自分以外の周りも喜んでくれる。
良くなる、ということを第一に考えてたくさんのことを学ぶことが出来ている。
自分のやりたいことも尊重してくれる。
リハビリ以外の経営面でのことも、学ばせていただいている。
辞めるという選択は悪いことではなくて、
辞めるという選択をしたことに後悔をしないこと。
自分で選んでいるという感覚をもつことが大事。